【12月19日 AFP】サッカークラブW杯(2023 FIFA Club World Cup)は18日、サウジアラビアのジッダ(Jeddah)で準決勝が行われ、フルミネンセ(Fluminense、ブラジル)がアル・アハリ(Al-Ahly SC、エジプト)を2-0で下し、決勝へ駒を進めた。

 フルミネンセは残り20分でジョン・アリアス(Jhon Arias)が先制のPKを決めると、ジョン・ケネジ(John Kennedy)が追加点を挙げ、欧州王者マンチェスター・シティ(Manchester City、イングランド)と浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)の勝者と対戦する22日の決勝に進出した。

 敗れたアル・アハリも多くのチャンスをつくったが、43歳のGKファビオ(Fabio Deivson Lopes Maciel)が守るフルミネンセゴールを破れなかった。

 一方のフルミネンセは、ファビオの他にもベテランが躍動した。フェリペ・メロ(Felipe Melo)はフィールドプレーヤーとしては大会史上最年長となる40歳での出場を果たし、35歳になった元レアル・マドリード(Real Madrid)のマルセロ(Marcelo Vieira Da Silva Junior)は決勝弾となるPKを獲得。元ブラジル代表の34歳パウロ・エンリケ・ガンソ(Paulo Henrique Ganso)や35歳のヘルマン・カノ(German Cano)も活躍した。

 ブラジル代表の暫定監督とフルミネンセの指揮官を兼任するフェルナンド・ジニス(Fernando Diniz)監督は試合後、「選手の年齢が有利に働いたかって? 間違いなくそう思う」と話し、PKを獲得するなど「決定的」な働きをしたとしてマルセロを名指しで称賛した。(c)AFP/Kieran CANNING