【12月18日 AFP】23-24スペイン1部リーグは17日、第17節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は4-1でビジャレアル(Villarreal CF)に快勝して暫定首位に浮上したが、DFダビド・アラバ(David Alaba)が膝に重傷を負い、長期離脱する見通しとなった。

 ホームのレアルは、リーグ得点ランキング1位に立つジュード・ベリンガム(Jude Bellingham)の今季13点目で先制すると、ロドリゴ(Rodrygo Silva de Goes)が追加点をマーク。その後1点を返されたが、ブラヒム・ディアス(Brahim Diaz)が圧巻の独走からチーム3点目を挙げると、最後はルカ・モドリッチ(Luka Modric)が4点目を加えた。

 だが、前半途中にはアラバが相手へタックルを仕掛けた際に膝を負傷。クラブは試合後、左膝の前十字靱帯(じんたい)断裂が判明したと発表し、近日中に手術を受けると明かした。

 この日はMFオーレリアン・チュアメニ(Aurelien Tchouameni)が終盤から途中出場で復帰したが、レアルはGKティボー・クルトワ(Thibaut Courtois)やDFエデル・ミリトン(Eder Militao)、MFエドゥアルド・カマヴィンガ(Eduardo Camavinga)も膝のけがで離脱しており、他にもビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)ら負傷者が相次いでいる。

 チームを率いるカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は試合後、アラバのけがは「非常に悲しい」としつつ、チームとしては「最高レベル」の試合ができたと話した。

 これで18日にアラベス(Alaves)をホームに迎える2位ジローナ(Girona FC)を勝ち点1上回り、前日にバレンシア(Valencia CF)と引き分けに終わった3位FCバルセロナ(FC Barcelona)との差を7ポイントに広げた。敗れたビジャレアルは降格圏と3ポイント差の14位に沈んでいる。

 レアル・ソシエダ(Real Sociedad)とレアル・ベティス(Real Betis)は熱戦の末に0-0で引き分けたが、両チームとも4位アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)を今節破った5位アスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)に引き離される結果となった。

 6位につけるソシエダはビルバオと2ポイント差、7位ベティスは同5差となっている。(c)AFP/Rik Sharma