【12月17日 CGTN Japanese】中国海洋石油集団は14日、超深水大型ガス田「深海1号」2期プロジェクトで圧力が最も高い開発井「A12井」の掘削作業が完了し、国内深水開発井の圧力レベル記録を更新したと発表しました。

「深海1号」2期プロジェクトは、所在海域の地層条件が複雑で、深水や地層の高温・高圧という世界的な難題に直面している中国初の深水高圧プロジェクトです。水深は1000メートル近く、最大地層圧は69メガパスカルに達し、摂氏138度の高温という試練にも直面しています。2期プロジェクトの水中ガス井12本中3本が深水高圧井で、中でもA12井は目的作業リスクが最も高く、開発の難易度が極めて高いものです。

「深海1号」は、天然ガスの確認地質埋蔵量が1000億立方メートル超、最大水深が1500メートル超、井の水深が最大4000メートル以上で、中国がこれまでに自主開発した海上超深水ガス田の中で水深が最も深く、探査・開発の難易度が最も高いものです。「深海1号」1期プロジェクトは2021年6月25日に稼働しました。2期プロジェクトは中国初の深水高圧ガス田プロジェクトで、稼働後は「深海1号」大ガス田全体の年間生産量が45億立方メートルを超える見通しです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News