【12月14日 AFP】米ロサンゼルスで13日、通勤ラッシュの時間帯のフリーウエーでイスラエルとイスラム組織ハマス(Hamas)にパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での戦闘停止を求めるデモが行われ、数十人が参加した。

 デモを実施したのは、米国にイスラエルのアパルトヘイト(人種隔離政策)支持をやめさせるためのユダヤ系米国人の運動「IfNotNow(今やらなければいつやるのか)」。

 デモ隊は腕を組んで座り込んで通行を妨害。巨大な燭台(しょくだい)を設置し「今すぐ戦闘停止を」と訴えた。常に混雑するフリーウエーでは、数キロにわたり渋滞が発生した。

 同団体はソーシャルメディアに「ユダヤ人として、われわれの名の下にガザの人々が餓えさせられ、虐殺されるのを黙って見過ごすことはできない」「罪のないパレスチナ人が殺害されているというのに、いつも通りの日常を送るのは許されない。このためフリーウエーを封鎖した」と投稿した。

 座り込みの動画には、小競り合いの場面が映っていた。デモ隊といら立ったドライバーが衝突したとみられる。

 デモ開始から約1時間後、ハイウエーパトロールが到着。結束バンドを使ってデモ参加者を拘束し、パトカーに連行した。(c)AFP