ソウル市内の病院の新生児室の様子(c)news1
ソウル市内の病院の新生児室の様子(c)news1

【12月14日 KOREA WAVE】韓国疾病管理庁で2010~2014年に登録された新生児情報に、1人の女性が子どもを数十人から100人以上も出産したと誤登録されているケースが複数あることがわかった。疾病庁がこのほど、報道資料を出して明らかにした。

疾病庁の説明では、実の保護者がいない子どもの面倒をみる施設の長や職員の情報とひも付ける過程で、出産扱いになっていたとみられる。また、臨時新生児番号を予防接種統合管理システムで管理していなかった2014年以前は管理事由が未登録だったり、新生児や保護者の情報登録を誤ったりするミスが多数あったことも影響しているという。

この問題は今年6月に一度指摘されていた。疾病庁の資料によると、2010~2014年に生まれた子どものうち出生届が出ず、臨時新生児番号として残っている出生未申告児童が1万1639人いたのだ。

疾病庁も認める通り、2014年以前にはまともな管理機能がなく、臨時新生児番号のうち管理履歴のない子どもが76.9%を占めた。当時も保護者の住民登録番号や新生児の出生日登録エラーは頻発し、1人の保護者に多数の臨時新生児番号が登録された事例も確認されているという。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News