【12月10日 AFP】フィリピン沿岸警備隊は10日、南シナ海(South China Sea)のアユンギン礁(セカンド・トーマス礁、Second Thomas Shoal)付近で補給船1隻が中国海警局の船に衝突されたと発表した。

 沿岸警備隊の報道官はX(旧ツイッター)に、物資輸送に従事していたフィリピン船3隻が中国船から放水銃を発射されたとも投稿した。3隻のうち1隻は、機関に「重大な損害」を被ったとしている。

 前日にも、ルソン(Luzon)島沖のスカボロー礁(Scarborough Shoal)近くの海域で漁をしている漁民向けの物資輸送に携わっていた政府の船舶3隻が、中国船により放水銃で航行を妨害されている。(c)AFP