【12月9日 CGTN Japanese】中国内蒙古エネルギーグループ金山火力発電公司の高さ228メートルの間接クーリングタワー(冷却塔)がこのほど、ギネス世界記録に認定されました。それまで世界最高だった225メートルのクーリングタワーよりも3メートル高いとのことです。

 このタワーは極めて高いものの、エネルギー効率が比較的良好です。クーリングタワーの冷却効果は一般的に、タワーの高さに正比例します。タワーが高いほど空気による阻害力が小さくなり、空気と水との熱交換効率が高まり、冷却効果が向上するとのことです。このタワーはそれ以外にも、従来型のクーリングタワーと比較して水と空気の循環により発電ユニットを冷却し、さらには排煙からの脱硫脱硝装置を備えているので、石炭使用でも天然ガスと同程度の清潔さを実現しました。

 このタワーは金山火力発電第2期プロジェクトとして建設され、グリーン、省エネ、高効率、安定性などの強みがあります。また、稼働時の石炭、水、電気の消費量は世界における同様の発電ユニットの中でも最少です。これらの設備によりゼロ廃水、固体廃棄物の総合利用、汚染物の超低排出などが実現されました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News