【12月5日 CGTN Japanese】中国は4日午後0時10分、北西部の酒泉衛星発射センターからエジプトと共同で開発した衛星「エジプト2号」を打ち上げました。

 中国とエジプトの合意により、中国はエジプト向けに2m(パンクロマチック)/8m(マルチスペクトル)解像度の小型光学リモートセンシング衛星を開発して打ち上げ、中国政府の援助で建設された衛星組立集積統合試験(AIT)センターで衛星の組立とテストを行います。軌道上で引き渡された後、エジプトの国土資源利用、水利、農業などの分野で利用されることになります。

 同衛星の共同開発では、中国はエジプト側の技術者に対して衛星全体のシステムレベルの設計と最終組立・テスト操作の育成を行い、エジプト側の技術者は衛星の設計・開発・テストの全過程に参加しました。この協力プロジェクトにより、衛星の開発、地上施設の建設と運営、衛星データの処理、共有と応用などを含むエジプトの関連産業体系がさらに整備され、中国とエジプトの宇宙分野における協力を深めるための基礎が固められたということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News