【12月5日 CGTN Japanese】日本の福岡県宇美町でこのほど、三菱大谷炭鉱の中国人強制連行犠牲者記念碑「誓約の碑」の除幕式が行われました。律桂軍駐福岡中国総領事および記念碑を建立するための実行委員会の岩佐英樹会長らが共同で記念碑の除幕を行い、現地の住民など40人余りが除幕式に参加しました。

 1944年9~10月、日本は上海から中国人労働者352人を拉致し、大谷炭鉱まで強制連行しました。中国人労働者は家族が知らないまま異国に強制連行され、過酷な労働を強いられ、わずか1年で87人が命を失ってしまいました。死亡率は25%にも上りました。

 律総領事はあいさつの中で、「日本による侵略戦争は中国人民に重大な災難をもたらした。労働者の強制連行と奴隷化は日本軍国主義が中国人民に対して犯した重大な犯罪の一つだ。歴史をかがみとし、歴史から深い教訓をくみ取ってこそ、同じような過ちを繰り返すことを防ぎ、中日の平和友好協力の未来を切り開くことができる」と述べました。

 岩佐会長によると、「誓約の碑」の建立は宇美町の役場や住民の支持を得ており、地元の中学生が史実の発掘に努力したということです。岩佐会長は、「今日ここに碑を建立するのは、歴史を胸に刻み、日中の平和友好を堅持するという地元の皆さんの決意を示すためであり、記念碑を歴史教育や平和教育に活用し、歴史を代々伝えていくためでもある」と話しました。

「誓約の碑」の表には「大谷炭坑 日中平和友好不再戦」、裏には史実が刻まれています。左と右にも石碑が建てられ、それぞれ87人の犠牲者、265人の生存者の名前が刻まれています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News