【12月9日 CGTN Japanese】最近、中国四川省の配達員の周海さんが湖で溺れている人を橋から跳び込んで救う動画がネット上に投稿されて話題となり、「ヒーロー」と称賛されています。周さんは岸に上がった後、2件の配達を時間どおりに届けました。

 事故が起こったのは四川省眉山市の東坡湖です。ある男性が湖に落ち、誰かが水中に浮き輪を投げ入れましたが、水に落ちた男性はなかなか捕まえられず、絶えず水の中でもがいていて、岸と橋から遠ざかるばかりで、体力も既に尽きそうでした。

 ちょうど食品を配達中の周海さんが通りかかり、男性の様子が危険なのを見るとすぐにバイクを止め、服を脱ぐと、橋の欄干を乗り越えて、約10メートルの高さからちゅうちょなく跳び込みました。彼は全力で男性のそばまで泳ぎ、男性に浮き輪をかぶせた上で、押しながら岸まで泳ぎ戻りました。警察と緊急通報用電話番号の120で呼ばれた救急車も現場に駆けつけ、水に落ちた男性をすぐに病院に搬送しました。

 岸に上がった後、周海さんは急いで服を着て現場を離れると、配達の途中だった2件の注文を時間どおりに届けました。周海さんによると、普段は近くの岷江で泳ぐのが趣味で、橋は高かったものの、跳び込む際にはコツがあり、痛みは感じず、岸に上がった後も特に体に痛むところもなかったということです。彼は「その時は少し怖かったが、目の前で命が失われるのを見ていることはできなかった。これからも同じようなことがあれば必ず助ける」と語りました。

 周さんが所属しているデリバリープラットフォームでは、周さんのこの行いを知り、「先鋒騎手」の栄誉称号を申請したほか、5万元(約103万円)の奨励金を支給し、ステーション長候補に抜擢しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News