【12月4日 Xinhua News】中国上海市の商業施設運営会社、上海豫園旅遊商場(集団)はこのほど、中国古代の「神獣」の形をしたランタン60組2千点余りをフランスのパリに輸送した。

 2024年は中仏国交樹立60周年に当たる。「豫園ランタン祭り」がフランスで国交樹立60周年と中仏文化観光年の祝賀行事のオープニングイベントとして開催。テーマは中国古代の地理書「山海経」に登場する「山海の精霊」で、さまざまな「神獣」がインスタレーション展示される。

 祭りは15日から来年2月25日まで、パリにある遊園地「アクリマタシオン庭園」で行われ、中国の民族音楽や舞踊、戯曲、武術などを含む350以上のパフォーマンスも披露される。

 長い歴史を持つ「豫園ランタン祭り」は中国の国家級無形文化遺産で、海外での開催は今回が初めて。上海市でも来年1月に、豫園ランタン祭りがスタートし、両国で共に「中国年」を祝う。(c)Xinhua News/AFPBB News