【12月4日 AFP】ウクライナ当局は3日、投降の意思表示をしているウクライナ兵2人をロシア軍が「処刑」する様子を撮影したとされる動画がSNSで拡散したのを受け、調査を開始した。ウクライナ側は「戦争犯罪」に当たるとして非難している。

 2日にテレグラムに投稿された短い動画には、シェルターから出て、ロシア兵とみられる集団の前で地面に横たわる2人の姿が捉えられている。1人は両手を頭の後ろに回していた。

 その直後に発砲によるものとみられる煙が上がり、動画はそこで終わる。

 AFPは動画の真贋(しんがん)について確認できていない。ロシア側からの反応はまだない。

 ウクライナ東部ドネツク(Donetsk)の検察当局は、映像が撮影された場所について、戦闘が激化している東部アウディーウカ(Avdiivka)近郊のステポベ(Stepove)村周辺とみられると、現時点までに収集された情報を基に述べた。

 検察当局は「動画にはロシア軍の服を着た一団が、非武装のウクライナ兵2人に向けて至近距離から発砲している様子が捉えられている。2人は捕虜として投降していた」と説明。当局が捜査を開始したとし、「戦争捕虜の殺害はジュネーブ条約の重大違反だ」と主張した。

 ウクライナ最高会議(議会)人権委員会のドミトロ・ルビネツ(Dmytro Lubinets)氏も、「戦争犯罪」に当たるとして非難した。(c)AFP