【12月1日 AFP】70歳のウガンダ人女性が11月29日、男女の双子を出産した。主治医が同30日、明らかにした。

 サフィナ・ナムクワヤさんは首都カンパラにある不妊治療を受けていた医療施設で出産した。ナワクワヤさんは70歳で双子を出産できたのは「奇跡」だと表現している。

 主治医のエドワード・タマレ・サリ医師はAFPの取材に対し、「アフリカで最高齢の出産となる70歳で双子を産んだのは驚くべき快挙だ」と語った。ナムクワヤさんはまだ入院しているが、産後の経過は良好だという。

 ナムクワヤさんは「この喜びは言葉では表現できない」「70歳で衰え、妊娠も出産も赤ちゃんの世話もできないと思われていたが、ここに奇跡の双子がいる」と語った。

 ナムクワヤさんは、カンパラから西に約120キロの距離にあるマサカ(Masaka)の農村地域で暮らしている。子どもに恵まれず、「呪(のろ)われた女」と罵倒(ばとう)されてきたが、2020年に女児を出産した。

 1992年に死別した最初の夫との間に子どもはなく、1996年に現在のパートナーと出会ったという。

 しかし、ナムクワヤさんは、出産してからパートナーが面会に来ないことに落胆している。

「おそらく双子を出産したことを快く思っていないのだろう。男性は責任を恐れ、パートナーが2人以上の赤ちゃんを同時に妊娠していることを知りたがらないからだ」。 (c)AFP