【11月29日 CGTN Japanese】中国東部の江蘇省連雲港市の集合住宅11階の屋上で24日午前9時40分ごろ、30代の女性が誤って各種配管が通るパイプシャフトに転落していたことが分かりました。事態を知った警察や消防は直ちに現場に駆けつけて、女性を救助しました。

 女性は22日、行方が分からなくなったペットの猫を探していたところ、誤ってパイプシャフトに転落しました。携帯電話は転落した際にパイプシャフトの隙間に挟まれ、なかなか手が届きませんでした。24日午前にやりようやく携帯電話に手が届き、警察に通報して助けを求めました。

 消防が現場を詳細に調べたところ、女性が閉じ込められたパイプシャフトは深さが約4メートル、幅は約30センチで、水道管と電気ケーブルが通っていました。シャフトの上部には破損した蓋があり、消防士は落下して女性の頭に当たる危険があると判断して、二次災害を予防するためにロープでヘルメットを降ろして女性に着用させました。消防士はカバーをバールで処理してからはしごをシャフトに入れ、女性にはしごを登るように指示しました。女性はようやく救助されました。

 猫は自分で部屋に戻っていたとのことです。消防は、狭い空間に閉じ込められた人や動物を救助する場合、まず自分の安全を確保することが必要であり、対象をむやみに助けようとしないよう注意喚起を行いました。また、閉じ込められた場合には冷静さを保ち、とにかく助けを求める方法を考えて、専門家の救助を待つべきとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News