【11月28日 CGTN Japanese】中国南部の広東省交通集団は28日、国家重要プロジェクトである同省の深セン市と中山市を結ぶ「深中通路」本線が貫通したと発表しました。

 深中通路は、「橋・島・トンネル・水中相互接続」を一体化した海を跨ぐプロジェクト群です。「東側がトンネル、西側が橋」という方式を採用しています。ルートは、深セン空港インターチェンジに始まり、広州市と深セン市を結ぶ広深沿江高速道路の第2期プロジェクトと連結し、西に向かって珠江の河口を跨ぎ、中山市の馬鞍島で上陸し、中山市と開平市を結ぶ中開高速道路(建設中)と連結し、接続線を通じて深セン市、中山市、広州市の珠江両岸三都市で上陸します。

 全長24キロ、両側8車線、設計時速100キロのこのプロジェクトは現在、世界で総合的な建設難易度が最も高い海を跨ぐプロジェクト群です。

 深中通路の先行工事に当たる西人工島は2016年12月28日に着工しました。工事段階で世界初の最も長い両側8車線海底沈埋トンネルなど多くの「世界一」を記録しました。プロジェクトは現在、2024年6月の開通を目指して、建物部分の建造、機電および付属工事の建設を全力で進めています。開通すれば、中山市から深セン市までの所要時間が現在の約2時間から30分以内に短縮されます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News