【11月27日 AFP】男子テニスの国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2023)は26日、スペイン・マラガ(Malaga)で決勝が行われ、イタリアが2勝0敗でオーストラリアを下し、1976年以来47年ぶりとなる2度目の優勝を果たした。

 第1試合でマッテオ・アルナルディ(Matteo Arnaldi)がアレクセイ・ポピリン(Alexei Popyrin)に7-5、2-6、6-4で競り勝つと、第2試合では世界ランキング4位のヤニック・シナー(Jannik Sinner)が6-3、6-0で同12位のアレックス・デミノー(Alex De Minaur)に圧勝し、勝利を決めた。

 前日の準決勝セルビア戦では世界1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)を単複で破り、チームを決勝に導いていたシナーは「自分だけでなくチーム全体、そしてイタリアにとっても本当に大きな優勝」と喜び、「自分のためではなくチームのためにプレーする点で、普通とは違って非常に特別だ」と話した。

 敗れたオーストラリアは2年連続の準優勝となり、2003年以来、通算29度目の優勝はまたしてもお預けとなった。(c)AFP/Rik Sharma