キーウなどに最大規模の無人機攻撃 74機撃墜も火災や建物損壊
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【11月26日 AFP】ウクライナの首都キーウを中心に25日夜、ロシアによる大規模な無人機攻撃があった。ウクライナ軍は75機が飛来し、うち74機を撃墜と発表。侵攻開始後の無人機攻撃では最大規模だという。
ウクライナ空軍によると、飛来したのはイラン製無人機「シャヘド(Shahed)」。キーウ当局は、5人が負傷したと発表。空襲警報は6時間にわたって鳴り響いた。
ビタリ・クリチコ(Vitali Klitschko)市長は、撃墜された無人機の残骸が落下して火災が起きたり、建物が損壊したりしたことを明らかにした。気温が氷点下となる中、電力網も被害を受け、停電が発生した。
25日は、ソ連の独裁者ヨシフ・スターリン(Joseph Stalin)政権下の1930年代にウクライナで起きた大飢饉(ききん)「ホロドモール(Holodomor、ウクライナ語で飢饉による殺害)」の犠牲者の追悼日。ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領はSNSで、「ロシア指導部は殺りくできることを誇っている」と怒りをあわらにした。(c)AFP
