死亡した教師を追慕する弔花(c)NEWSIS
死亡した教師を追慕する弔花(c)NEWSIS

【11月17日 KOREA WAVE】保護者から業務上過失致傷容疑で告訴されていた韓国京畿道龍仁(キョンギド・ヨンイン)の高校の体育教師(60代)が自殺する事件が9月にあった。警察は保護者による圧力が背景にあるとみて捜査していたが、このほど「保護者のパワハラ行為はなかった」として捜査を終結した。

news1の取材によると、教師の遺体は京畿道盆唐区清渓山(ブンダング・チョンゲサン)の登山口で見つかった。

体育教師は6月26日、授業中に腹が痛くなって席を外している間に、男子生徒が投げたボールが当たって女子生徒がけがをする事故が起きた。

女子生徒の保護者は「教師が生徒に対する管理・監督義務を果たさなかった」として業務上過失致傷の疑いで告訴したうえ、教育庁に監査請求した。

教師には監査の実施計画が通知され、警察に出頭する日程の調整も終えていたが、その直前の9月3日に遺体で発見された。

警察は保護者を呼び出して、教師とのやり取りを確認するとともに、自殺の経緯を捜査した。その結果、保護者から教師へのパワハラや脅迫はなかったと判断した。

教師に対する告訴事件は当事者死亡により終結したが、保護者は男子生徒を過失傷害の疑いで告訴しており、その捜査は続いている。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News