【11月16日 AFP】米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領と中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は15日、米カリフォルニア州で1年ぶりに会談し、軍同士の対話再開で合意した。だが、会談後の記者会見でバイデン氏が、習氏を「独裁者」だと発言する一幕もあった。

 バイデン氏は6月に習氏を独裁者と呼び、中国の猛反発を招いた。

 バイデン氏は記者会見から去る際、今も習氏は独裁者だと思うかと記者に問われると「われわれ(民主主義国)と全く異なる政治形態に基づく共産主義国を統治するという意味で、彼は独裁者だ」と述べた。

 一方、中国側は特に台湾問題をめぐり、バイデン氏に厳しい言葉を投げ掛けた。

 中国外務省の声明によれば、習氏はバイデン氏に対し「米国側は台湾を武装させるのをやめ、中国の平和的統一を支持すべきだ」「中国は再統一を実現する。これを止めることはできない」と警告した。(c)AFP/Aurelia End with Danny Kemp in San Francisco