【11月18日 AFP】キューバの首都ハバナにあるかつての高級住宅地では、ステンドグラスが今でも輝きを放っている。

 ステンドグラスがあるのは、20世紀のハバナの全盛期に建てられた富裕層の豪華な邸宅だ。いまではすっかり荒れ果ててしまったが、ステンドグラスは専門家チームによって、一つ一つ丁寧に修復されている。修復費用は国が負担している。

 チームに修復の技術を教える女性は、当時のハバナではステンドグラスは権力の象徴であり、貧しい人々には手の届かないものだったと話す。

「この芸術を守り続けたいと思っている。ステンドグラスの製造は単なる工芸品作りではなく、喜びをもたらすものだから」

 映像は10月26日と11月7日に撮影。(c)AFP