【11月15日 AFP】男子テニスのシーズン最終戦、ATPファイナルズ(ATP Finals 2023)は14日、イタリア・トリノ(Turin)でシングルスのラウンドロビンが行われ、大会第6シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は背中の負傷により大会を棄権した。

 チチパスはこの日、第8シードのホルガー・ルーネ(Holger Rune、デンマーク)に第1セットを1‐2とリードされたところで試合から降りた。これで大会初出場のルーネはシーズン最終戦初白星を飾っている。

 チチパスは「きょう応援に来てくれたすべてのファン、観客に謝罪する。試合を終えられずがっかりしている。この数日間何度も医師のところを訪れていた。体調を整えるために最善を尽くしたが、うまくいかなかった」と述べた。

 12日に行われた第4シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)戦でストレート負けを喫した後、フィジカル面では何の問題もないと語っていたチチパスだったが、過密日程と休息の不足が棄権につながった可能性があるとも示唆している。

 チチパスの代役は、ホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)が務めることが決定。チチパスが2連敗を喫したため準決勝進出の可能性はなくなったものの、ホルカシュはグループ最終戦で第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と対戦する。(c)AFP