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【11月15日 KOREA WAVE】韓国の仁川(インチョン)地裁は9日、仁川市内の区役所に勤める任期制公務員が区庁長を相手取って起こした減給処分取り消し訴訟で、原告敗訴の判決を言い渡した。原告は、突然胸の痛みを訴えた友人に代わって5メートル運転しただけなのに処分が重すぎると訴えていた。

原告は昨年5月、仁川市弥鄒忽区(ミチュホルク)で友人の車に乗っていたところ、友人が突然痛みを訴えた。そこで5メートルほど運転して車を道路端に寄せた。

原告は2015年に飲酒運転で免許を取り消され、2019年にも無免許運転で罰金刑を受けていたことから、区庁側は8月、事態を重く見て減給1カ月の懲戒処分を下した。

これに対し、原告は仁川市訴請審査委員会に審査を求めたが、棄却されたため2月に行政訴訟を起こした。地裁は「無免許運転には降格から停職まで処分があり、懲戒権者が無免許運転の経緯などを参酌して減給処分としたのは適切だった」と述べた。

今回の無免許運転で原告は7月に罰金100万ウォン(約11万5000円)を宣告された。その際、判決は「警察や周辺の人に車の移動を頼むことができた。法を破ったので処罰するのは当然だ」と指摘していた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News