リバプールFWディアス父の誘拐事件 容疑者4人を拘束
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【11月12日 AFP】コロンビア国家警察は11日、サッカーイングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)に所属するコロンビア代表FWルイス・ディアス(Luis Diaz)の父親誘拐事件の容疑者4人を拘束したと発表した。
ディアスの父親ルイス・マヌエル・ディアスさん(56)さんは先月28日、ベネズエラ国境近くの北部バランカス(Barrancas)市のガソリンスタンドで、左翼ゲリラ「民族解放軍(ELN)」によって拉致され12日間人質となっていたが、9日に解放された。この時一緒に連れ去られたディアスの母親は、数時間後に救出されていた。
警察当局によると、容疑者のうち3人はELNの「誘拐の手配」を担当したギャング団のメンバーだという。「マルロン(Marlon)」、「エル・ネグロ(El Negro)」というニックネームを持つ男2人は、コロンビア北部のマイカオ(Maicao)で11日の夜明けに逮捕された。
また検察当局の発表では、「アレンカ(Arenca)」という別名を持つ容疑者が先月31日にバランカス市近郊で拘束されていた。4人目の氏名については明らかになっていない。
ELNはコロンビア政府と和平交渉を行っており、6か月間の停戦となっていたものの、今回の誘拐は「間違い」だったと認めている。
この誘拐事件は、ELNと左派のグスタボ・ペトロ(Gustavo Petro)大統領政権との間での和平交渉を頓挫させる可能性もあった。昨年8月に就任したペトロ大統領は、治安部隊と左翼ゲリラや右翼民兵組織、麻薬組織の間で数十年にわたって続いている戦闘で荒廃している国で「完全な平和」の達成を公約に掲げている。
国内ではここ数年、主に身代金で資金を集める武装勢力によって3万8000人以上が誘拐されており、公式情報によるとELNは今も約30人の人質をとっている。(c)AFP