【11月10日 AFP】仏プロサッカーリーグ連盟(LFP)は9日、チームバスが襲撃されて中止されていた同国リーグ1のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)対オリンピック・リヨン(Olympique Lyon)戦について、12月6日にマルセイユのホームスタジアムで行うと発表した。

 試合はもともと10月29日に行われる予定だったが、当日にリヨンのチームバスがマルセイユの本拠地スタッド・ヴェロドローム(Stade Velodrome)付近で投石を受けてファビオ・グロッソ(Fabio Grosso)監督が頭をけがするなどし、キックオフの数時間前に延期になった。

 代替日程はすでに決まっていたが、両クラブの間で対立していた会場は未定となっていた。

 LFPの競技委員会はスタッド・ヴェロドロームでの開催について、「(マルセイユのある)ブーシュデュローヌ(Bouches-du-Rhone)県から提供された情報と保証」を受けての決定だと説明し、ファンの入場が許可されるかは明言しなかった。またLFPの規律員会は8日、事件はピッチ上ではなく「公道で起きた」ため処分は行わないと発表している。

 一連の決定に対してリヨンは9日、「理解できない」と反発し、「LFPがもはや責任を負わないことが明白になった」と主張。「このような容認できない出来事を放置するつもりはない」とし、異議申し立てを行うと表明した。

 リヨンはここまでリーグ戦10試合を終えて勝ち点4の最下位に沈んでいる。マルセイユは9位につけている。(c)AFP