水深5826メートル 中国自主開発の海底地震計が新記録樹立
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【11月12日 CGTN Japanese】中国地質調査局広州海洋地質調査局の科学調査船はこのほど、西太平洋で行っていた初の海底地震データ収集作業任務を成功裏に終えました。投入された海底地震計(OBS)の最大水深は5826メートルで、中国地質調査局の海底地震データ収集作業における新たな水深記録を樹立しました。
今回の任務で広州海洋地質調査局が自主開発した超深水OBSが初めて使用されました。投入されたOBS計28台のうち27台の回収に成功しました。27台の測量線の長さは411キロに達し、大きな規模・範囲・深度で質の高いデータを収集可能で、西太平洋地球多圏層の相互作用の研究を技術面からサポートします。
同局の研究チームは、大深度耐圧密封技術の革新によってOBS深海耐圧密封性能を6000メートル級の作業水深に引き上げると同時に、OBSの回収段階では北斗衛星測位技術に基づきリアルタイム測位装置を設計し、OBSの回収速度と回収率を大幅に高めました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News