【11月7日 AFP】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は6日、イスラム組織ハマス(Hamas)の掃討作戦が終了した後、同国がパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)の治安に関する「全責任」を無期限に負う考えを示した。

 ネタニヤフ氏は米ABCニュースのインタビューで、「イスラエルは無期限で(ガザの)治安の全責任を負う」と語った。その上で、「わが国が治安の責任を持たなければ、想像を絶する規模でハマスによるテロが起きることになる」と述べた。

 ガザ保健当局は同日、今回の紛争に伴う死者は1万人を超え、このうち4000人以上が子どもだと発表した。

 ネタニヤフ氏はそれについて、数字には戦闘員「数千人」が含まれている可能性が高いと主張。

 停戦の可能性に関しては、「人質が解放されない限りガザでの停戦はあり得ない」と一蹴した。

 ただし、ガザに人道支援物資を搬入したり、人質が退避できるようにしたりするためには戦闘の一時停止に同意する可能性もあると語った。

 先月7日にハマスの越境攻撃を許した責任を自身が取るべきだと思うかとの質問には、「当然だ」と答えた。「戦争が終わった後に解決されなければならない」とし、政府は国民を守る義務を「明らかに」果たしていなかったと認めた。(c)AFP