バイデン氏、世論調査で厳しい結果 米大統領選まであと1年
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■女性からの支持、若者からの支持でも…
移民政策でもトランプ氏と共和党への信頼が上回ったが、タイムズの調査では、中絶政策に関してはバイデン氏が今なお信頼を獲得している。
同紙の調査では、民主主義をめぐる問題に関しては、4件の刑事裁判を抱えているトランプ氏よりバイデン氏を支持する割合が高かった。
一方で、女性の過半数はトランプ氏を支持し、2020年には民主党支持が圧倒的に多かった30歳未満の間でもバイデン氏のリードはわずか1ポイントに縮まった。
さらに、回答者の70%以上が80歳のバイデン氏は大統領になるには年を取り過ぎていると回答。現在77歳のトランプ氏の年齢を不安視した割合は、わずか19%だった。
■「ジェノサイドのジョーに断固反対」
バイデン氏は現在、イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)との紛争に対する米政府の反応をめぐり、厳しい批判にさらされている。
イスラエル軍が爆撃を強化する中、米首都ワシントンでは4日、数千人が抗議デモに参加し、ガザでの停戦を要求。多くの市民がバイデン氏の対応を非難し、「バイデンはジェノサイド(集団殺害)を容認した」「ジェノサイドのジョーに断固反対」などのシュプレヒコールを上げた。
タイムズの調査では、イスラエルとハマスの紛争に関する信頼度でトランプ氏がバイデン氏より11ポイント高く、イプソスの同様の質問では共和党が民主党を7ポイント上回った。(c)AFP/Caitlin WILSON