【11月4日 AFP】ネパール西部で3日夜、マグニチュード(M)5.6の地震が発生し、少なくとも132人が死亡した。治安部隊は、救助活動を支援するため現地に向かった。

 震源地は、西部ジュムラ(Jumla)の南方42キロ。米地質調査所(USGS)によると、震源の深さは18キロ。揺れは、震源地から500キロ近く離れたインドの首都ニューデリーでも感じられた。

 ソーシャルメディアに投稿された動画や画像には、暗がりの中で地元住民が倒壊した家屋や建物のがれきの間から生存者を救出する様子が映し出されている。泥やれんがで造られた家屋は倒壊、または損壊しており、生存者は安全を求めて屋外でしゃがみ込み、緊急車両のサイレンが鳴り響いている。

 内務省の報道官はAFPに対し、揺れが最も激しかった「ジャジャルコット(Jajarkot)郡で92人、ルクム(Rukum)郡で40人が死亡した」と明らかにした。

 国家警察は、両郡の負傷者は100人を超えたとしている。(c)AFP