【11月2日 CGTN Japanese】日本の福島第一原子力発電所で10月25日に発生した放射性物質を含んだ廃液の飛散事故が大きな注目を集めている中、東京電力はこのほど、実際に飛散した廃液は当初発表された100ミリリットルどころではなく、その数十倍に当たる数リットルに達していたと明らかにしました。

 中国外交部の汪文斌(Wang Wenbin)報道官は1日の定例記者会見で同件を受け、「この事故は、東京電力に長年存在する内部管理の混乱や無秩序、公衆に対する情報隠ぺいや欺まんといった持病が深刻化する一方であることを改めて示した。福島原発事故から12年間、東電の善後処理は欠陥だらけで、事故の報告遅滞や隠ぺい、重要なデータの改ざんを繰り返し、環境の安全や国民の健康よりも企業の利益を優先させてきた」と述べました。

 汪報道官はさらに「今回の放射性廃液飛散事故の翌日、東電は近く第3回の放射能汚染水の海洋放出を開始すると発表した。このような問題だらけの悪徳企業が30年、あるいはそれ以上に及ぶ期間にわたる海洋放出で、安全かつ信頼できる管理を確保できるのか。日本側が宣言している『安全かつ透明性のある』海洋放出計画に人々は安心できるのだろうか」と指摘しました。

 汪報道官はその上で、今回の事故により、長期的かつ効果的な国際モニタリングを構築する必要があることが改めて浮き彫りになったと強調しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News