【6月13日 CGTN Japanese】中国南部の海南省(Hainan)楽東リー族自治県にある耐アルカリ稲新種の試験モデル基地が初めての収穫を迎えています。専門家の見積もりによりますと、1ヘクタール当たりの生産量は7529.7キロになるということです。

 この耐アルカリ稲の新種は、優れた適応能力があり、アルカリ性土壌に強いほか、耐風性や耐潮性にも優れ、病害虫にかかりにくいなどの特徴があります。そのため、楽東リー族自治県では、この耐アルカリ稲の新種の栽培を普及させ、アルカリ土壌の利用率を高め、農民の増産と増収につながると期待されています。

 耐アルカリ稲の生産量は、一般的な稲と比べて低いものの、食感に優れ、栄養価も高く、カルシウムや鉄、亜鉛、セレンなどのミネラルの含有量は一般的な稲の2~3倍で、人体で糖の転化率は低いレベルにあり、糖尿病や高血糖の人が食べるのにとても適しているということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News