【10月31日 CGTN Japanese】中国が自主開発したARJ21機の貨物機型改造機の2機が30日、運用側に引き渡されました。

 引き渡された貨物機の最大設計商用搭載重量は10トン、設計航続距離は2778キロで、主に中国国内線および短距離国際線の貨物、郵便物、宅配便などの輸送に用いられます。メイン貨物室には、複数の積載プランに対応可能な貨物輸送システムと大型の全電動外側開放式ハッチを採用しており、利用側の異なる搭載物の使用ニーズを満たすことができます。この2機は鄭州(Zhengzhou)、上海、広州(Guangzhou)、深セン(Shenzhen)などの都市を結ぶ国内線や日本、韓国、東南アジアなどとの国際線に投入される見通しです。

 短距離輸送用旅客機のARJ21の貨物機への改造は、開発企業の中国商用飛機(COMAC)にとって初めての成功事例です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News