【11月2日 CNS】中国公安部の統計によると、2023年9月末の時点で、中国全土の機動車(自動車、オートバイなどの原動機付き車両)の保有台数が4億3000万台に達した。うち、自動車は3億3000万台、新エネルギー車(NEV、新エネ車)が1821万台となっている。機動車の運転者は5億2000万人で、うち自動車の運転者は4億8000万人だった。

 2023年の第1四半期から第3四半期までに、中国全土で新たに登録された機動車は2601万台、うち自動車は前年同期比で4.4パーセント増の1817万台だった。第1、第2、第3四半期に新たに登録された自動車はそれぞれ588万台、587万台、642万台だった。

 9月末の時点で、中国全土の新エネ車保有台数は1821万台に達し、自動車保有台数の5.5パーセントを占めた。うち純電動自動車の保有台数は1401万台で、新エネ車の総数の76.9パーセントを占めた。2023年の第1四半期から第3四半期までに、中国全土で新たに登録された新エネ車は前年同期比で40パーセント増の519万8000台、新たに登録された自動車に占める割合は28.6パーセントだった。第1、第2、第3四半期に新たに登録された新エネ車はそれぞれ144万台、170万9000台、204万9000台だった。

 2023年の第1四半期から第3四半期にかけて、中古車市場は活況で、各地の公安交通管理部門は合計で2505万件の機動車移転登録業務を処理した。そのうち、自動車移転登録業務は2331万件で、全体の93.1パーセントを占めていた。近年、公安省は商務省などと共同で、中古車の遠隔地取引登録を容易にする改革措置を推進し、中古車の流通を順調に促進している。今年の第1四半期から第3四半期にかけて、公安交通管理部門が処理した中古乗用車の遠隔地取引登録業務は380万5000件だった。

 9月末の時点で、中国全土の自動車保有台数が100万台を超えた都市は、前年比8都市増の90都市だった。うち、43都市が200万台、25都市が300万台を超えていた。成都市(Chengdu)、北京市、重慶市(Chongqing)は600万台以上、上海市と蘇州市(Suzhou)は500万台以上、鄭州市(Zhengzhou)、西安市(Xi'an)、武漢市(Wuhan)、天津市(Tianjin)、東莞市(Dongguan)、深セン市(Shenzhen)、杭州市(Hangzhou)は400万台以上となっている。

 中国全土の機動車の運転者の数は5億2000万人に達し、うち自動車の運転者が4億8000万人で、全体の92.8パーセントを占めていた。2023年の第1四半期から第3四半期までに、中国全土で新たに運転免許証を取得した(追加取得を含む)運転者の数は前年同期比で3.9パーセント増の2485万人だった。「軽量けん引トレーラー」の運転資格(C6)が新たに追加されて以来、すでに117万5000人がC6の運転資格を取得し、市民が小型キャンピングトレーラーの運転ニーズにより良く応え、キャンピングカー旅行をより便利にしている。

 2023年の第1四半期から第3四半期までに、各地の公安交通管理部門は積極的に運転免許証の再発行・更新や仮ナンバーの発行など、交通管理業務の「家にいながらできる」オンラインサービスを推進した。全国で同オンライン業務を計8740万回処理し、前年同期比で28.6パーセント増となった。(c)CNS/JCM/AFPBB News