【10月31日 AFP】フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール（France Football）」が選出する世界最優秀選手賞「バロンドール（Ballon d'Or）」の表彰式が30日、仏パリで行われ、女子部門はW杯オーストラリア・ニュージーランド大会（FIFA Women's World Cup 2023）で優勝を果たしたスペイン代表のMFアイタナ・ボンマティ（Aitana Bonmati）が受賞した。　

　スペイン女子代表は最近、同国サッカー連盟（RFEF）やホルヘ・ビルダ（Jorge Vilda）前監督への抗議行動など、フィールド外での騒動が話題となっているが、それを乗り越えたチームはW杯を制し、25歳のボンマティは大会最優秀選手に与えられるゴールデンボール（Golden Ball）を獲得した。

　所属クラブであるFCバルセロナ（FC Barcelona）では女子欧州チャンピオンズリーグ（UEFA Women's Champions League 2022-23）制覇に貢献し、先日には女子の欧州最優秀選手賞（UEFA Player of the Year Award）に選出されている。　

　最終投票では、イングランド女子スーパーリーグのチェルシー（Chelsea）に所属するオーストラリア代表のFWサム・カー（Sam Kerr）が2位、スペイン代表でバルセロナではボンマティのチームメートであるサルマ・パラルエロ（Salma Paralluelo）が3位となった。

　2季連続のバロンドール受賞を果たしているスペインのアレクシア・プテラス（Alexia Putellas）は、膝に深刻なけがを抱えて昨季の大半を棒に振っており、今回はノミネートされていなかった。(c)AFP