【10月30日 AFP】23-24イタリア・セリエAは29日、第10節の試合が行われ、インテル(Inter Milan)はマルクス・テュラム(Marcus Thuram)のゴールでASローマ(AS Roma)を1-0で下し、首位を守った。

 テュラムは元フランス代表の父リリアン(Lilian Thuram)氏も本拠地サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)で見守る中、81分にフェデリコ・ディマルコ(Federico Dimarco)の低いクロスに合わせて決勝ゴールを奪った。

 ユベントスはこれで2位ユベントス(Juventus)との差を2ポイントとし、同日にナポリ(SSC Napoli)と2-2で引き分けた3位ACミラン(AC Milan)との差も3ポイントに広げた。

 一方、ローマのロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)は、古巣インテルのファンから激しいやじで迎えられ、かつては親しかった元チームメートのラウタロ・マルティネス(Lautaro Martinez)も、試合前の握手の際にルカクの方をほとんど見ようとしなかった。

 昨季までインテルに所属していたルカクは、クラブがイングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)から買い取りを目指していた中で、オフにミランやユベントスへの移籍を図り、ファンやチームメート、さらにはクラブの上層部から怒りを買っていた。

 ミランはオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)の2得点でリードして前半を折り返したが、マッテオ・ポリターノ(Matteo Politano)とジャコモ・ラスパドーリ(Giacomo Raspadori)のゴールで追いつかれ、昨季王者のナポリと引き分けに終わった。

 ナポリはインテルと7ポイント差の4位となっている。(c)AFP/Terry DALEY