【10月27日 AFP】スイス検察当局は26日、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)会長に対する刑事手続きを終了すると発表した。

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 当局は2020年7月、FIFAの大規模な汚職事件をめぐり、スイスのミヒャエル・ラウバー(Michael Lauber)検事総長(当時)と不正に談合した疑いでインファンティーノ氏の捜査を開始していたが、容疑は誤りだったことが判明したとして、手続きを打ち切ったと説明した。

 ラウバー氏は、15年にFIFA内部でスキャンダルが起きた際にスイス当局で捜査を担当していた人物。だが、捜査の際にインファンティーノ氏と密会していたことが報道で明らかになり、19年6月に担当から降ろされた。

 今回の決定を受け、インファンティーノ氏は「完全かつ明確な勝利」だとするコメントを発表。「妬みを持った腐敗した人々」が自身に疑いをかけたとして、謝罪を要求した。(c)AFP