「自爆死」語ったパレスチナ人逮捕 ベルギー首都
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【10月26日 AFP】ベルギーの首都ブリュッセルで25日、難民認定申請中の20代のパレスチナ人の男が自爆攻撃を計画していた疑いで逮捕された。
関係筋がAFPに語ったところによると、男は前日、移民支援団体を訪問。パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)にいる家族が置かれた状況を思い「自暴自棄」になっている様子で、「殉教者として自爆死する」と話したとされる。
ガザを実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)とイスラエルの戦闘が激化していることもあり、ベルギー社会では深刻な脅威と受け止められた。
ベルガ通信によれば、この日大規模な捜索が行われた結果、男は昼ごろにブリュッセル市内のホテルで逮捕された。
ブリュッセルでは16日、スウェーデン人2人が銃撃され死亡。これを受けベルギー全土でテロ警戒レベルが4段階のうち2番目に高いレベルに引き上げられた。容疑者のチュニジア人の男は翌日、警察に射殺されている。(c)AFP