【10月22日 AFP】イスラエルは22日、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)ジェニン(Jenin)のモスクを空爆し、イスラム組織ハマス(Hamas)とイスラム聖戦(Islamic Jihad)の「テロ工作員」を殺害したと発表した。テロ攻撃が差し迫っていたとしている。

 イスラエル軍はこのモスクについて、「指揮所兼前線基地」として使われていたと説明。標的の工作員はここ数か月の間に「複数回のテロ攻撃」を実施しており、新たなテロ攻撃が差し迫っていたとしている。

 工作員の人数や身元には言及しなかった。

 イスラエル当局によると、7日のハマスによる攻撃で1400人以上が死亡。大半が民間人だった。イスラエルは報復としてガザ地区(Gaza Strip)に激しい攻撃を開始。ガザ保健当局によれば、同地区ではこれまでに4300人以上が死亡した。こちらも大半は民間人とされる。

 ヨルダン川西岸でも7日以降、イスラエルの兵士や入植者によって数十人が殺害されている。(c)AFP