【10月9日 AFP】ロシアのセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相は9日、同国の首都モスクワを訪問したアラブ連盟(Arab League)のアハメド・アブルゲイト(Ahmed Aboul Gheit)事務局長と会談し、イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)における「流血を阻止する」ため、ロシア政府と同連盟が協力していくと表明した。

 ラブロフ氏は「ロシアとアラブ連盟は何よりもまず、流血を阻止(するために協力)していくものと確信している」と述べた。

 同氏はさらに、「衝突を至急停止させ、非戦闘員の問題を解消し、(パレスチナ・イスラエル紛争の)解決策が示されていない理由を解明する」ことが肝要だと指摘した。

 その上で、ロシア政府とアラブ連盟は「中東における恒久的な平和の確立に意欲のある国々」とも連携していく用意があると述べた。

 一方、エジプト元外相でもあるアブルゲイト氏は、「あらゆる側からの暴力」を非難するとともに、「パレスチナ・イスラエル紛争をめぐる政治的展望および公平な解決策の策定を求める」と述べた。(c)AFP