米、空母打撃群を東地中海に派遣 イスラエルを支援
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【10月9日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は8日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)によるイスラエルへの大規模な攻撃を受け、空母打撃群を同国に近い東地中海に派遣するよう指示し、追加の軍事支援を行う考えを表明した。
国防総省は、空母「ジェラルド・フォード(USS Gerald Ford)」を中心とした空母打撃群を東地中海に移動させ、中東地域における戦闘機部隊を増強していると明らかにした。
米中央軍(US Central Command)は8日午後、空母打撃群と戦闘機部隊が移動を開始したと認めた。
ホワイトハウス(White House)によれば、バイデン氏は同日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相と協議し、「今後数日間でイスラエル軍に追加支援を行う」と表明。
「ハマスのテロリストから前例のない攻撃を受けているイスラエル政府および国民を全面的に支援すると約束した」としている。
ホワイトハウスは、今回の攻撃で米国民「数人」が死亡したと明らかにした。
アントニー・ブリンケン(Antony Blinken)国務長官も8日、複数の米国人が人質に取られている可能性があると述べた。(c)AFP/Danny Kemp and W.G. Dunlop