【10月8日 AFP】23-24イタリア・セリエAは7日、第8節の試合が行われ、インテル(Inter Milan)は2-2でボローニャ(Bologna FC)と引き分けた。

 フランチェスコ・アチェルビ(Francesco Acerbi)とラウタロ・マルティネス(Lautaro Martinez)のゴールで試合開始13分までに2点のリードを奪ったインテルは、首位を維持して代表ウイークを迎えるかに思われた。

 しかし、19分にPKからボローニャに1点を返されると、52分にはジョシュア・ザークツィーJoshua Zirkzee)に同点ゴールを許した。

 インテルのシモーネ・インザーギ(Simone Inzaghi)監督はライブストリーミングサービス「DAZN(ダゾーン)」に対し、「控室で選手に対して怒った。リードをして勝てなかったのは、サッスオーロ(US Sassuolo)戦に続いて2度目だ。注意力を欠いて、それに足をすくわれた。前半のうちに2点以上を取っていなければならなかった」と怒りをにじませた。

 一方、ACミラン(AC Milan)は1-0でジェノア(Genoa CFC)に勝利し、インテルを抜いて首位に浮上した。

 クリスティアン・プリシッチ(Christian Pulisic)が決勝点を挙げた終盤、試合は荒れた展開となり、ミランはオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)がGKとなってミランの窮地を救った。

 スタディオ・ルイジ・フェラリス(Stadio Luigi Ferraris)での一戦は、残り3分でプリシッチが得点するまで特筆に値しなかったが、このゴールはハンドの可能性のため長いビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によるチェックを経て与えられたものだった。

 さらに後半アディショナルタイム7分には、ゴール前でジェノアのカレブ・エクバン(Caleb Ekuban)と激突したミランのGKマイク・メニャン(Mike Maignan)が退場処分となった。この直前にミランのステファノ・ピオリ(Stefano Pioli)監督は5人の交代枠を使い切っていたため、得点を取るために途中投入されたジルーがGKを任された。

 ピオリ監督は試合後、「プリシッチがゴールに入りたがったが、われわれは身長が低すぎると伝えた。それでオリ(ジルー)を選んだ」と明かした。

 直後のFKをなすすべなく見送ったジルーだったが、シュートはクロスバーに当たって救われると、続くCKからのプレーで今度はジェノアのGKジョゼップ・マルティネス(Josep Martinez)が2枚目のイエローカードを受けて退場処分に。ジルーはその後ゴールから飛び出てジェノアの攻撃を防ぎ、チームは勝ち点3を手にした。

 ユベントス(Juventus)はトリノ(Torino FC)とのダービーで2-0の勝利を飾り、ミランと勝ち点4差の暫定3位につけている。(c)AFP