【10月7日 Xinhua News】第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)は5日、中国浙江省(Zhejiang)杭州市(Hangzhou)で記者会見を開き、今大会では118カテゴリーの企業178社から総額44億1780万元(1元=約20円)の協賛があり、市場開発総収入(スポンサー料、ライセンス料、入場料、マーケティング収入を含む)の83・1%を占めたと明らかにした。スポンサー収入、企業数ともにアジア大会で過去最高となった。

 大会期間中、協賛企業各社はそれぞれの強みを存分に発揮し、質の高い支援を提供した。杭州アジア大会組織委員会市場開発部の杜夢菲(Du Mengfei)副部長は、「海康威視数字技術(ハイクビジョン)との協力による指揮プラットフォームシステムは、大会業務をよりスマートかつ効率的にした。開幕式で1億人以上が参加した『デジタル聖火ランナー』は、支付宝(アリペイ)の技術に支えられていた」と述べた。

 アジア大会の市場開発で最も人気の分野、ライセンス商品は発売当初から注目を集めた。公式マスコットで3体1組の「江南憶」は一番人気のライセンス商品であり、全体の売り上げの7割を占めた。競技の熱気が高まるにつれ、観衆のマスコットへの愛着も高まり、人気商品となったフィギュアやバッジ、冷蔵庫用マグネットなどは品薄状態になっている。

 杭州アジア・アジアパラ競技大会の市場開発総収入は現時点で、53億1600万元を超えた。(c)Xinhua News/AFPBB News