【10月2日 AFP】競馬の凱旋門賞(Prix de l'Arc de Triomphe、芝2400メートル)が1日、フランス・パリロンシャン競馬場(ParisLongchamp Racecourse)で行われ、クリスチャン・デムーロ(Cristian Demuro)騎手騎乗の1番人気エースインパクト(Ace Impact)が優勝を飾った。

 地元馬のエースインパクトは大外から一気に抜け出して快勝し、6戦全勝で頂点に立った。

 デムーロ騎手はソットサス(Sottsass)に騎乗して勝利した2020年以来、凱旋門賞2勝目。前回は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)に伴う制限で、観客はわずか1000人だったが、今回は対照的に満員の観客の前での優勝となった。

 英国の2番人気ウエストオーバー(Westover)が2着、伏兵のオネスト(Onesto)が3着に入った。

 日本から唯一参戦したスルーセブンシーズ(Through Seven Seas)は4着。「現役最強馬」の評価を得ているイクイノックス(Equinox)がジャパンカップ(Japan Cup)を優先した中で、めぐってきたチャンスで健闘した。

 騎乗したクリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)騎手は「スーパー」な走りだったと称賛し、「勝てると思った瞬間もあったが、少しだけ末脚が足りなかった」と話しつつ、「この距離は2年間走っていないし、(6月に)長い休養があった。それでも4着なのだから素晴らしい結果だ」とコメントした。(c)AFP/Pirate IRWIN