ウシュバテソーロがドバイWC優勝、日本馬3勝 ドバイ国際競走
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【3月26日 AFP】競馬のドバイ国際競走が25日、アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイ(Dubai)のメイダン競馬場(Meydan racecourse)で開催され、川田将雅(Yuga Kawada)騎手騎乗のウシュバテソーロ(Ushba Tesoro)がメインレースのドバイ・ワールドカップ(Dubai World Cup 2023、ダート2000メートル)を制し、国外初レースで快勝を収めた。
日本馬は27頭が招待された中で3勝を挙げた。昨季の日本中央競馬会(JRA)年度代表馬イクイノックス(Equinox)はドバイ・シーマクラシック(Dubai Sheema Classic 2023、芝2410メートル)で圧勝。デルマソトガケ(Derma Sotogake)はUAEダービー(UAE Derby 2023、ダート1900メートル)を制した。
ドバイ・ワールドカップは、最後の直線でレースが動いた。アルジールス(Algiers)がいい状態で先頭を走り、管理団体ゴドルフィン(Godolphin)とともに多くの成功を収めてきたサイモン・クリスフォード(Simon Crisford)厩舎(きゅうしゃ)に再びタイトルをもたらすかに見えたが、ウシュバテソーロはそこからスパートをかけて6番手から一気に先頭に立ち、差し切って優勝を果たした。
川田騎手は「日本馬8頭がチャレンジした中で、日本人騎手が吉田豊(Yutaka Yoshida)さんと僕だけだったが、この馬に初めて乗せていただいてすごく感謝している。リーディングジョッキーとして重い仕事と捉えていたので、必ず結果をつかみたいと思って乗った」とコメントした。
キタサンブラック(Kitasan Black)産駒のイクイノックスも、ウシュバテソーロ同様に海外初挑戦だったが、輝きを放った。スタートからフィニッシュまで他馬を寄せつけなかったが、その中で自らのペースを維持し、コースレコードを1秒近く更新する2分25秒65の勝ち時計をマークした。(c)AFP