■ピンクダイヤの次なる産出候補地は?

 過去200年間、人々は主に巨大な大陸の中央部でピンクダイヤを探してきた。しかし、これまで分からなかった三つ目の要素が明らかになったことにより、今後の探鉱活動に役立つかもしれないとオリエルーク氏は言う。

 それぞれの大陸の端に近いヌーナの分裂を示す古い山脈帯が新たな「ピンクダイヤの楽園」となり得るとし、カナダやロシア、アフリカ南部、オーストラリアでピンクダイヤ見つかる可能性があるとの見方を示した。

 今回の研究について、アデレード大学(University of Adelaide)のダイヤ専門家であるジョン・フォデン(John Foden)氏は、アーガイルで算出されるダイヤモンドの年代に対する考え方には説得力があると話す。しかし、ヌーナの分裂と関連する他のダイヤ産出地でピンクダイヤが見られないことから、「ピンク色はアーガイル固有の特性なのかもしれない」との見方を示した。フォデン氏は、今回の研究には関わっていない。

 アーガイル鉱山は2020年に「財政的な理由」で閉鎖された。そのため、ピンクダイヤの価値は、供給不足が続く中で引き続き上昇する可能性があるとオリエルーク氏は説明した。(c)AFP/Daniel Lawler