ナポリ「傷つけるつもりなかった」 オシムヘン嘲笑動画を弁明
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【9月29日 AFP】サッカーイタリア・セリエAのナポリ(SSC Napoli)は28日、所属選手のヴィクター・オシムヘン(Victor Osimhen)がPKを外したことを嘲笑するような動画をクラブの公式ソーシャルメディアに投稿したことについて、同選手を傷つけるつもりはなかったと弁明した。
動画投稿アプリのティックトックには、先週末に行われたボローニャ(Bologna FC)とのリーグ戦でオシムヘンがPKを失敗し、甲高い声で「ペナルティーをちょうだい」という音声が加えられた動画が投稿されたが、後に削除された。
オシムヘンの代理人を務めるロベルト・カレンダ(Roberto Calenda)氏は、この動画が「非常に深刻なダメージ」を引き起こしたとして、法的措置を取る可能性を示唆した。
その後コメントを発表したナポリは、オシムヘンはクラブの財産であるとした上で、「ヴィクター・オシムヘンを傷つけたり、からかったりするつもりは決してなかった」と弁明。問題の動画については、特にティックトックなどのSNSでよく見られるような、遊び心とクリエイティブな精神で作られたものだとし、「やゆや嘲笑の意図はなかった」と述べた。
オシムヘンは昨季、公式戦31得点を挙げてナポリを1989-90シーズン以来のリーグ優勝に導き、チームの象徴となっていた。今季序盤はチームが苦しむ中で自身も苦戦しているが、それでも公式戦7試合で4ゴールを決めている。
今夏にはイングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)やマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の獲得候補にも挙がったオシムヘンは、現行契約の満了が2025年6月となっており、ナポリと契約延長の交渉を行っている。(c)AFP