【10月1日 CNS】第12回中国(貴州)国際酒類博覧会(以下、酒博会)がこのほど、貴州省(Guizhou)貴陽市(Guiyang)で開催され、23の国と地域から約1600社の出展企業が参加した。

 今回の酒博会では、展示会経済が業界から広く注目を集めている。展示会経済は中国経済観察のための窓口であり、経済発展の「バロメーター」であると同時に「ブースター」でもある。

 中国商務部がこのほど公表したデータによると、2023年1月から7月までの期間に、国内の専門展示場で開催された展示会は合計2275回で、前年同期比で2.2倍、2019年同期比で19.1パーセント増となった。展示面積は5335万5000平方メートルに達し、前年同期比で2.7倍、2019年同期比で28.7パーセント増となった。

 中国展示会経済研究会の主任研究員、儲祥銀(Chu Xiangyin)氏は、現在、中国の展示会の開催回数と規模は着実に拡大しており、展示会の形式は多様で、展示会経済は「大」から「強」へと進化していると述べている。

 今回の酒博会では、酒類・観光の融合や酒類・商業の融合といった消費促進活動、国際美酒(美食)カーニバル活動など、約20のイベントが同時に開催された。これらのイベントは、酒類および関連業界の生産、流通、消費、研究開発、金融などの分野をカバーし、「展示会+」のエコシステムを構築している。

 中国国際貿易促進委員会(CCPIT)貴州省委員会会長、貴州省博覧事務局局長、苗宏(Miao Hong)氏は、近年来、酒博会、ビッグデータ産業博覧会、お茶博覧会などの一連の展示会を開催することで、同省全体の白酒、ビッグデータ、茶葉などの関連産業および経済社会の高品質な発展を強力に推進してきたと述べている。

「展示会、観光、不動産業界は世界の『三大無煙産業』と並び称され、国際的な相互利益のための協力の促進に特別な役割を果たしている」と、中国国際貿易促進委員会元副会長、王錦珍(Wang Jinzhen)氏は述べている。王氏は、展示会をプラットフォームとすることで、全世界のリソースの集約が可能になり、国内外の市場の連動効果を強化するのに役立つとみている。

 過去11回の酒博会では、40以上の国や地域から1000社以上の海外出展企業が参加し、国内外の30万人以上のバイヤーが参加し、酒類取引総額は5174億9700万元(約10兆5475億円)に達した。酒博会は全世界の酒業界と酒類全産業チェーンの経済貿易投資交流の重要なプラットフォームとなっている。

 王氏は、中国の展示会業界は、「一帯一路(Belt and Road)」イニシアティブや「地域的な包括的経済連携(RCEP)協定」などがもたらす機会をつかみ、デジタル経済技術の利点を十分に活用し、国内展示会の国際化レベルを向上させ、積極的に海外展示会市場に進出し、特色化、デジタル化、人材化、国際化の方向に発展させるべきだと訴えている。(c)CNS/JCM/AFPBB News