【9月28日 CGTN Japanese】中国国内初の懸垂式空中軌道である武漢光谷空中軌道の第1期プロジェクトが26日に開通しました。これに次いで、上海でも長さ400メートルの空中軌道第1期プロジェクトが軌道と駅の工事を終えました。

 懸垂式軌道列車は、少人数の場合に利用する交通手段の一つとして、これまでの交通手段に比べ、環境に優しく、地上の道路を占有しない上、建設工事とメンテナンスのコストが低く、工事期間も短く、環境への適応力が強いなどの特徴があります。地下鉄とは違い、懸垂式軌道の駅はわずか150平方メートルの敷地面積しか必要とせず、コンパクトで美観的にも優れています。

 武漢市の光谷空中軌道が全長約10.5キロメートルと比較的に長い路線であるのに対して、上海の懸垂式軌道は、全長940メートルと比較的短距離の計画で、2カ所の駅と1カ所の保守点検作業場が設けられる予定で、最高設計時速は60キロです。車内の座席や、つり革などは地下鉄とほぼ同じです。世界最先端のGoA4(レベル4)の自動運転システムを導入し、乗客により快適な乗車体験を提供します。次世代懸垂式軌道システムとして、ドイツで40年近く事故発生率がゼロという安全運行システムをベースに、5年に及ぶ自主開発と反復を経て、国産化率は90%以上に達しています。

 今後、24時間体制で運行し、ワンクリック式呼び出し、顔認証での入場、タッチレス決済などのサービスも提供します。(c)CGTN Japanese/AFPBB News