【9月27日 AFP】ロシア外務省は27日、2014年に併合したウクライナ南部クリミア(Crimea)半島にある黒海(Black Sea)艦隊司令部へのミサイル攻撃について、米国と英国がウクライナを支援したとの見方を示した。

 同省のマリア・ザハロワ(Maria Zakharova)報道官は「あの攻撃が、西側の情報網や北大西洋条約機構(NATO)の人工衛星機器、偵察機を用いて事前に計画されていたことには、ほんのわずかな疑いの余地もない」と断定した上で、「米英の情報機関との緊密な調整の下に」実行されたとの見方を示した。

 ロシア側は当初、この攻撃で兵士1人が死亡し、大規模な火災が発生したと発表していた。

 これに対しウクライナ側は、黒海艦隊のビクトル・ソコロフ(Viktor Sokolov)司令官を含む将校34人が死亡したと主張。ロシア側は、ウクライナ側の発表を否定している。

 ロシア国防省系テレビ局ズベズダは27日、ソコロフ氏が「(黒海艦隊は)司令部が定めた任務を遂行している」と話す撮影日不明の映像を放送した。(c)AFP