【9月26日 AFP】ロシア国防省は26日、ウクライナ軍が殺害したと発表した黒海(Black Sea)艦隊の司令官が出席したとするビデオ会議の映像を公開した。

 ウクライナ側は先に、クリミア(Crimea)半島の主要都市セバストポリ(Sevastopol)中心部にある海軍司令部を攻撃し、ビクトル・ソコロフ(Viktor Sokolov)司令官を含む将校34人を殺害したと主張していた。

 ロシア国防省は26日に出した声明で、セルゲイ・ショイグ(Sergei Shoigu)国防相が主宰する会議が同日行われたと発表。この声明には、ソコロフ氏の名前は出ていなかった。

 同省はその後、8分間の映像を公開。この中に、ビデオ通話で会議に出席する軍服姿のソコロフ氏が数回映っている。ただし、発言はしていない。

 同省が声明を出す直前、大統領府は記者団に対し、ソコロフ氏の安否に関する「情報はない」とし、質問があれば国防省に問い合わせるよう促していた。(c)AFP