【9月27日 CGTN Japanese】海水温度の上昇により、欧州の養殖業が厳しい試練にさらされています。スコットランド海域では3月以降、海水が記録的な高温となり、現地のサーモン養殖場は厳しいダメージを受けました。

 欧州宇宙機関が発表したデータによると、スコットランド海域では最近、海面温度が昨年の同時期より5度以上高くなっています。長時間に及ぶ海洋熱波が頻繁に発生し、大量に発生したフナムシが猛威を振るっています。フナムシは通常、サーモンの体内に寄生し、それによりサーモンの死亡を引き起こすことから、9月に入り、該当海域では890万匹ものサーモンが死亡しています。

 このほかにも、海洋熱波の影響でクラゲが大量繁殖し、サーモンを傷つけるため、サーモンの養殖にとって脅威となっています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News